地元工務店の選び方

建築会社を選ぶとき、「大手のほうが安心なのでは?」と思う方は少なくありません。
デザイン力・対応力・倒産リスクなど、小さな工務店に不安を持つ人も多いでしょう。

しかし、正しく選べば地元の工務店でも十分に安心できます。
その理由と、選ぶときのポイントをご紹介します。

百聞は一見に如かず

地域の中小工務店の中には残念ながら品質に差がある会社もあります。
一方で、**長期優良住宅やZEH(ゼロ・エネルギー住宅)**に対応できる高い技術をもつ工務店も多くあります。

このサイトに掲載されている工務店は、
・認定優良住宅の建築
・最新技術の導入
・工務店同士のネットワーク活用
など、地域に密着しながら質の高い家づくりを行っています。
まずはイメージや噂ではなく、実際に建てた家を見て判断することが大切です。

倒産リスクに対する制度もある

過去には大手であっても倒産し、トラブルになったケースがありました。
今の時代、企業規模よりも「経営の中身」が重要です。

紹介している工務店はすべて瑕疵担保責任保険の登録事業者です。
万が一のときでも第三者による一定の補償が受けられるため、安心して依頼できます。

さらに、地域の工務店は「地域の家を自分たちの手で守る」という強い意思で仕事をしています。

値段には理由がある

工務店は大企業に比べると仕入れなどが割高になることがあります。
しかし高くなるのには理由があります。
・規格品でなく限定品・特注品にも対応
・顔なじみの腕の良い職人がミリ単位で丁寧に施工
・現場を下請けに丸投げしない
量産メーカーでは難しい”細かいこだわり”に応えられる点が工務店の強みです。

地元工務店の選ぶ3つのポイント

 家づくりはとても大きなお買い物です。
複数社に相談するのは当然ですが、しっかり見極めることが必要です。

①「それはダメです」と言ってくれる会社か

家づくりは、つくり手と住む人の共同作業です。
要望にはできる限り応えますが、耐震性など重要な部分の問題であれば、きちんと「ダメ」と言う会社が安心です。

何でも「できますよ」と言う会社より、あなたのために”止める勇気”がある会社を選びましょう。

②自分でも学び、質問して技術と誠実さを確かめる。

家づくりに関する知識は、今はネットでも本でも簡単に得られます。
・長期優良住宅
・低炭素住宅
・ZEH(ゼロ・エネルギー住宅)
これらを知ったうえで質問してみてください。誠実な会社なら丁寧に説明してくれます。

「そんな制度はありませんよ」「うちはうちの基準でやっています」…..こうした言葉でごまかす会社は要注意です。

③「社長は自分の家を建てたことがありますか?」と聞いてみる

家は、実際に住んでみて初めて分かることがたくさんあります。
・扉の開く向き
・コンセントやスイッチの位置
・会談の使いやすさ
・窓の取り方
経験が積み重なってこそ、細かな気配りができる家になります。
だからこそ、自分の家を建てた経験のある人がかかわっている会社かどうか
大切なチェックポイントです。

営業だけでは分からない”暮らしのリアル”を知っている人が関わるほど
満足度の高い家づくりができます。

⋗「木」へのこだわり